はじめに|御用聞き営業は本当にオワコンなのか?」

御用聞き営業って、ただの伝書鳩でしょ?
──そんなイメージを就活や転職情報で見ることは少なくありません。
僕も営業になる前は、「言われたものをそのまま工場に回すだけでしょ?」と思ってたクチです。
でも、現場に出てみると、御用聞き営業には“地味だけど核心的な価値”があると感じる瞬間が多々あります。
この記事から分かること
- 御用聞き営業とは? → 顧客の要望に応える受動型営業。世間では「無能・伝書鳩」とも言われがち。
- メリットは? → 信頼関係を築きやすく、聞く力や社内調整力を鍛えられる。
- デメリットは? → 提案力不足、存在価値が見えにくい、AI代替リスクも。
- なぜ“ダメ”と言われる? → 主体性が弱く、成長実感を得にくいから。
- どう生き残る? → +α提案、察する力、市場知識の活用で提案営業へ進化可能。
- 結論 → 御用聞き営業はオワコンではなく、“営業キャリアの基礎トレーニング”である。
御用聞き営業とは?意味と世間のイメージ
御用聞き営業とは、顧客の要望を受けて、それに応じた商品・サービスを提供する営業スタイルです。
言い換えれば、顧客主導で動く受動型の営業。
一般的には、
- 「ただの注文受付」
- 「提案力がない」
- 「無能営業」
とネガティブに語られることが多いです。
御用聞き営業の実態|現場で感じたリアル
でも、営業現場で「御用聞きっぽい動き」が出るのは当然です。
たとえば、定期補充、細かい仕様調整の要望、クレーム対応など。顧客の要望を“聞く”場面は避けられません。

御用聞きは“雑用感”が強いけど、ここを避けて通ると営業の地力が育たないです!
また調査データでは「営業担当者が顧客とのやりとりに使う時間は業務時間の54%」とも言われています。つまり“聞く作業”は営業活動の半分以上を占めているんです。これを“価値ゼロ”と片付けるのは乱暴すぎます。
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御用聞き営業のメリット3つ
- 信頼構築の入口になる
小さな要望に応えるうちに「相談できる相手」というポジションを獲得できます。 - 聞く力・背景理解力が鍛えられる
相手の言葉の裏にある課題を読み解く訓練になります。 - 安定的な受注基盤をつくれる
顧客から声を拾い続けることで、継続的な取引を支える役割にもなります。

御用聞きは意外と聞く力が必要です。地味だけど鍛えられる
御用聞き営業がダメと言われる理由(デメリット)
- 提案力・主導力が育ちにくい
要望ベースだけでは自ら動く習慣がつきにくい。 - 顧客主導になりすぎて振り回されるリスク
顧客の要求に常に追従する形になる。 - “言われなければ動けない”状態になりやすい
潜在ニーズを拾えず機会損失も。 - 変化対応力が弱い
市場変化や技術革新に追従できない。 - 成長実感が薄く、モチベーション維持が難しい
「誰でもできるのでは?」とモヤモヤしやすい。
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御用聞き営業から提案営業に進化する方法
ではどうすれば「ただの御用聞き」から抜け出せるのか?
僕が実践している工夫は以下です。
- 小さな+α提案を添える
「他社ではこうしてます」「この部品ならコストが下がります」など、一言を積み重ねる。 - 顧客の言葉になっていない要求を拾う
雑談や現場観察からニーズを察知する。 - 情報収集→仮説→小提案のサイクルを回す
提案営業に近づける流れを自分の中で作る。 - 市場知識・業界データを武器にする
説得力を補強し、「相談相手」へ昇格する。 - 社内の技術・品質部門と横串で連携する
顧客要望を改善提案につなげる。
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よくある質問(FAQ)|御用聞き営業はなくなる?
Q1: 御用聞き営業って完全に悪なの?
→ いいえ。聞く力を信頼構築につなげられるなら強みになります。
Q2: 提案営業との違いは?
→ 御用聞き=顧客要望に応える、提案営業=課題解決を提示する。現代はハイブリッド型が理想です。
Q3: 未経験から御用聞き営業はアリ?
→ むしろ基礎力を養う場として最適です。
Q4: 御用聞き営業は今後なくなる?
→ 完全にはなくなりません。ただし受動型のままでは淘汰リスク大。提案力が必要です。
Q5: +α提案のネタはどう探す?
→ 過去トラブル・業界動向・他社事例・社内ヒアリングなどが有効です。
まとめ|御用聞き営業は“基礎トレ”であり進化の土台
御用聞き営業=“ダメ営業”というのは一面的な見方です。
放っておけば伝書鳩止まりですが、「+αを添える」ことで顧客の信頼を積み重ねる武器になります。
御用聞きはオワコンではなく、むしろ営業の登竜門。
聞く力を土台に、提案営業・ソリューション営業へ進化するステップなのです。
キャリアにモヤモヤしている人へ
僕自身、御用聞き営業の中で「成長実感が持てない」と悩んだことがあります。
もし今、営業職やキャリアに迷いを感じているなら、転職の可能性を一度プロに相談するのも選択肢です。
20代特化の転職支援で、営業経験をどう活かすか相談できます。
「御用聞きから一歩抜け出したい」と感じている人は、話を聞くだけでも将来の選択肢が広がるはずです。


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